冬の呼吸器感染症にご用心
寒さの厳しい季節がやってきました。冬は気温が低くなり、空気が乾燥すること で気管支やノドの粘膜がデリケートになり、風邪やインフルエンザ、気管支炎、 肺炎といった呼吸器感染症が増加します。また、これらによって元々ある喘息 やCOPD、間質性肺炎などの慢性的な呼吸器の病気が急に悪化すること(急性 増悪と言います)も増加します。 今回は、冬に流行する代表的な呼吸器感染症についてご紹介します。
寒さの厳しい季節がやってきました。冬は気温が低くなり、空気が乾燥すること で気管支やノドの粘膜がデリケートになり、風邪やインフルエンザ、気管支炎、 肺炎といった呼吸器感染症が増加します。また、これらによって元々ある喘息 やCOPD、間質性肺炎などの慢性的な呼吸器の病気が急に悪化すること(急性 増悪と言います)も増加します。 今回は、冬に流行する代表的な呼吸器感染症についてご紹介します。
COPDという言葉を聞いたことはありますか?
毎年11月の第3水曜日(今年は11月15日)は『世界COPDデー』と定められており、この日に向けて世界各国でCOPDへの関心を高める活動が行われています。
アレルギーの症状と風邪の症状は似ており、秋に鼻水や咳が出ると、アレルギーでも風邪と間違えられやすいです。秋は春の次に花粉症の症状が多く現れる季節であり、ダニやハウスダストが原因のアレルギー性鼻炎も増加します。また、風邪の流行時期と重なることに加え、新型コロナウイルスやインフルエンザなどの感染症の流行も続いており、注意が必要です。
肺炎球菌はその名の通り、肺炎を引き起こすことが多い菌で、特に高齢者や幼児にとって重症な肺炎を起こすリスクが高いといわれています。
さらに肺炎球菌は、中耳炎や副鼻腔炎、髄膜炎など様々な病気も引き起こすことが知られています。
今年の夏は、全国各地で子どもの夏風邪である「ヘルパンギーナ」や「RSウイルス」が流行し、大人の夏風邪にも注意が必要です。また、新型コロナウイルス感染者も増加傾向にあり、まだまだ油断できない状況が続いています。今回は、大人の夏風邪についてご紹介いたします。
気管支喘息とその治療について、日々の外来で患者さんやご家族の方から寄せられた疑問にQ&Aの形式でお答えします。
40歳を超えたら健康リスクが高くなる傾向があります。ご自身の健康はもちろん、家族のためにも“特定健診”という一歩を踏み出してみませんか?
睡眠時無呼吸症候群は、いびきや日中の眠気だけが問題となる病気ではありません。
集中力の低下や起床時の頭痛のほか、仕事のパフォーマンスの低下を来したり、居眠
り運転による交通事故を起こしたりするケースもたびたび報道されています。
また、睡眠中の無呼吸のために身体に必要な酸素を十分に取り込むことができず、不
足分の酸素を補おうとして心臓がいつもより強く働きます。こうした酸素不足や心臓の
負担が続くと、将来的には高血圧、狭心症や心筋梗塞、脳血管障害などを引き起こす
危険性が高くなります。
しつこい咳が続いている、咳き込むとなかなか止まらない、息苦しい
・・・その症状は喘息かも!?
気管支喘息とは、気管支の慢性炎症が原因で、発作的に激しい関や呼吸困難などの症状を起こす病気です。
花粉症は、樹木や草花の花粉が原因となって、鼻水やくしゃみ・目のかゆみ・のどの痛みなどといった、様々なアレルギー症状を起こす病気です。2019年のアレルギー性鼻炎の全国調査では、全人口の42.5%が何らかの花粉症をもっているといわれています。なかでもスギ花粉症の割合は、全人口の38.8%といわれており、経年的に増加しています。